定年したらどこに住む?

旅行で済ますか移住するか?定年したら人生の終着駅を探すのさ

寒暖を繰り返しながらも、あっと言う間に桜が咲き始めました。
2024年問題をはじめ人手不足やタイミ―バイトの質の低さが大問題となっている運送業界。
そして春先は引っ越しシーズンということで、毎年無事に引っ越しができるかどうかが不安視されていますけど、今年もなんやかやで大きな問題が無く過ぎようとしています。

ただ、最近は引っ越し料金がとんでもないことになっているらしく、車で15分ほどの場所に引っ越ししようと引っ越し業者に見積もりを取ったら3社が100万円を超える金額を提示してきたという衝撃なニュースを見ました。
まあ残業時間規制により人海戦術で全体の作業時間を短縮する必要に駆られ、人件費や燃料費高騰を考えると多少の値上げも止む無しと思いますが、それにしてもさほど遠くも無い場所に引っ越すのに100万円を超える見積もりを出されたら、皆様ならどんなリアクションしちゃいますかねぇ・・・

今回はそろそろ定年を迎えようとしている人が、もう通勤もガツガツ働くこともなくなるので年金だけでどこかでノンビリ暮らそうかと考えた時に押さえておきたいポイントをまとめてみました。

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移住先を選ぶ際のポイント

  • 物価の安さ: 特に食費や住居費は生活費に大きく影響します。
    地方都市や郊外は比較的物価が安い傾向があります。
  • 高齢者向けの仕事: 健康維持や収入確保のために、シルバー人材センターなどを活用できる地域や、高齢者歓迎の求人があるか確認しましょう。
  • 医療福祉の充実: 万が一の病気や介護が必要になった場合に、安心して頼れる医療機関や福祉サービスがあるか重要です。
  • 生活の利便性: 日常の買い物や公共交通機関の利用しやすさも考慮しましょう。
    最近はバスやタクシーのドライバー不足が深刻で路線廃止や廃業というリスクもあります。
  • 地域の雰囲気: ご自身の趣味やライフスタイルに合った、穏やかで住みやすい雰囲気の地域を選ぶと良いでしょう。
    外国人が多く住む地域もあり、治安の面は注意が必要かもしれません。


おすすめの移住候補地

以下の地域は、上記のポイントを考慮した上で、移住先として検討しやすい可能性があります。

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1. 北海道(道央・道南など)

  • 物価: 本州に比べて土地が広く、家賃や食費が比較的抑えられる傾向があります。
    特に札幌市以外の地域ではその傾向が強いです。
  • 仕事: 農業や漁業の手伝い、観光業のアルバイトなど、高齢者でも可能な仕事が見つかることがあります。
    語学スキルが活かせれば高収入も可能。シルバー人材センターも活発です。
  • 医療福祉: 都市部には総合病院が充実しており、町村部でも地域医療が提供されています。
    高齢者向けの福祉施設も整備されています。
  • その他: 自然が豊かで、ゆったりとした生活を送りたい方におすすめです。
    ただし冬の寒さは厳しいため、寒さ対策は必要です。
    暖房費が大きな負担になる可能性もあります。

具体的な市町村例:

  • 函館市: 歴史的な街並みが美しく、海産物が豊富です。
    比較的温暖で暮らしやすい気候です。
  • 小樽市: 観光地として有名ですが生活に必要な施設も揃っており、落ち着いた雰囲気があります。
  • 旭川市: 札幌市(約197万人)に次いで人口が多い(約32万人)北海道第二の都市で、医療機関や商業施設も充実しています。

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2. 東北地方(秋田県・岩手県など)

  • 物価: 全国的に見ても物価が安い地域です。特に家賃は抑えられます。
  • 仕事: 農業や林業の手伝い、地域のお祭りやイベントスタッフなど高齢者が活躍できる場があります。
  • 医療福祉: 県庁所在地には大きな病院がありますが、過疎化が進んでいる地域では医療機関の数が少ない場合があるため事前に確認が必要です。
  • その他: 素朴な自然や伝統文化が残っており、静かに暮らしたい方に向いています。
    東北と言っても冬の寒さや積雪量の違いもあるので入念な下調べは必要です。

具体的な市町村例:

  • 秋田県由利本荘市: 日本海に面し、自然豊かな環境です。子育て支援や高齢者福祉にも力を入れています。
  • 岩手県盛岡市: 東北地方の中核都市であり、生活に必要な施設が揃っています。
    東北地方の中では比較的温暖で暮らしやすい気候です。

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3. 中国地方(島根県・鳥取県など)

  • 物価: 都市部を除けば、比較的物価が安い地域です。
  • 仕事: 農業や漁業、観光関連の仕事などが見つかることがあります。
    シルバー人材センターも活用できますが、都市部から離れるほど案件数は減る傾向にあります。
  • 医療福祉: 県庁所在地には総合病院がありますが、中山間地域では医療機関が少ない場合があります。
  • その他: 歴史的な建造物や美しい自然が多く、落ち着いた雰囲気で生活できます。

具体的な市町村例:

  • 島根県松江市: 城下町としての風情が残り、宍道湖などの自然も豊かです。
  • 鳥取県鳥取市: 日本海に面し、鳥取砂丘などの観光地があります。
    比較的温暖な気候です。

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4. 九州地方(宮崎県・鹿児島県など)

  • 物価: 本州に比べて物価が安い傾向があります。温暖な気候も魅力です。
  • 仕事: 農業や漁業、観光関連の仕事など、比較的多く見つかります。
  • 医療福祉: 県庁所在地には充実した医療機関がありますが、離島や山間部では医療体制が弱い場合があります。
  • その他: 温暖な気候で過ごしやすく、食べ物も美味しい地域が多いです。

具体的な市町村例:

  • 宮崎県都城市: 畜産業が盛んで、温暖な気候が特徴です。高齢者福祉にも力を入れています。
  • 鹿児島県指宿市: 温泉地として有名で、温暖な気候です。高齢者向けの施設も充実しています。

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移住を検討する上での注意点

  • 自然災害リスク: 地震・台風などの自然災害は日本に住んでいる限りは避けることが難しい。
    高齢者は避難困難などの問題を抱えています。海や河川などの近くに住むのは特に注意したいです。
    九州南部エリア以外で南海トラフ地震や富士山噴火、台風の影響が強そうな場所を紹介していないのは、自然災害リスクを考慮してのものです。
    実際はもっとたくさんの移住候補地があります。
  • 事前の情報収集と現地視察: インターネットや移住相談窓口で情報を集め、実際に現地を訪れて生活環境や雰囲気を確かめることを強くおすすめします。
    百聞は一見に如かず。見ると聞くとでは大きく違うことっていっぱいありますよね?
  • お試し移住の活用: 短期間の滞在を通して、その土地の暮らしを体験できる「お試し移住」制度を設けている自治体もあります。
    できれば短期でも季節ごとに体感できればよいですけどね。
  • 地域のコミュニティへの参加: 地域のお祭りやボランティア活動などに積極的に参加することで、地域住民との交流を深め、孤立を防ぐことができます。
    ただ人口流出や高齢化でお祭りなども無くなる傾向があるのは寂しい限りですが。

高齢者向けの仕事について

シルバー人材センターでは、以下のような仕事を紹介していることが多いです。

  • 軽作業(清掃、梱包、仕分けなど)
  • 事務補助
  • gardening
  • 送迎
  • 家事援助
  • 子育て支援

また、地域によっては、農業や漁業の短期的な手伝い、観光施設のアルバイトなどの求人もあります。
いずれも健康と多少の気力・体力は必要ですが。
不便さと物価の安さを上手くバランスとって、年金と数万円ほどの収入で普通に暮らせるならそれでいいじゃない?

これから先、自分の人生を好きな色に染め上げてやりましょう!

最後に

定年後の移住は人生の最後に自分はどうありたいか?という集大成になります。
一度は都会で味わえない暮らしをしてみたいと思うのか、住み慣れた街で生涯を閉じるのか。
ご家族との相談ともなるでしょうけれど、人はやっぱり土に帰るのが自然の摂理なのだろうか・・・

ちなみに過去に私が移住してみたいと思った場所が2か所あります。
一つはオーストラリア。もう一つは山梨県の富士見町。
理由は自然の多さと滞在中ずっと視界に広がっていた大きな空が気持ちが良かったから。
大した理由ではありませんが、動機や行動なんて他人にとってはどうでもよいようなことってありますよね?

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