運送業が一躍有望職に?識者の見解と現場感覚の違和感!

運送業は有望職?

 

ゴールデンウイークも明けて2週間が経とうとしています。

物流・荷量はまだまだ緊急事態宣言の影響が残っており、例年の今頃と比べてもだいぶ少ないですが、ようやくぼちぼちと動き出してきた感じはいたします。
このまま回復していくのでしょうか?
年内に第2波が来たらどうなる?

 

外出自粛やテレワークの普及でネット通販やデリバリーの需要が好調で、宅配のドライバーさんが年末繁忙期でもないのに嬉しい(?)悲鳴をあげています。

私は忙殺の悲鳴をあげたくないために、宅配ではない軽貨物のスタイルをとっております。
このように軽貨物というジャンルの中でも、仕事内容や働き方・収入は様々であり、自分がどのような働き方をしたいのかをきちんと理解して始めることにより、その人に合った満足度の高い軽貨物ライフを手に入れることが可能になります。

ところが残念ながら軽貨物を始める方の中には、求人情報からでしか軽貨物の世界を知ることができない人も多くいらっしゃいます。

そして表面的な求人の多くは宅配であり、毎日早朝から夜まで休憩する時間もままならない忙殺される働き方に導かれていく・・・

 

別に「宅配はきついよ」とか「やめとけ」と言うつもりはありません。
軽貨物の仕事で一番稼げる可能性は宅配ですし、求人も多く参入しやすいのは事実です。

しかし求人する側の意図そのままに宅配を始めてしまうと、毎日同じようなことの繰り返しの「仕組み」の一部と化してしまう。
仕組みとなって毎日朝から晩まで馬車馬のように働きまくるのが夢だった!という人には全然問題ありません。

やりたいことやりたい

 

私の場合はそういう働き方がしたくて軽ドライバーになったのではない。
他人の決めたルールや収入ではなく自分でコントロールできる働き方が軽貨物でできないか?と考えることが面白かったのです。

私は「仕組み」の一部に組み込まれる権利を放棄し、極力自宅の近くで全てが完結できるようにし、時間を創り出しリスクの分散をすることを試行錯誤して今に至っています。

 

この働き方はあくまで私にとって居心地が良いのであって、誰もがあてはまるわけではありません。

私が伝えたいのは「軽ドライバーはこういうことができる」という可能性です。

  • 労働時間を少なくして収入を増やす
  • やりたいことを収入にする
  • いつでもどこでもどこからでも収入を発生させる

かつてはドライバー職ではそんなこと考えなかったかもしれません。いや、そもそもドライバーの仕事では時間的にも体力的にも余裕が無さすぎると今でも諦めている人は多いのか?

そうしたかったら別の仕事しろや!となぜか怒る人もいらっしゃる。
いやいや、別の職に就いたって状況は大して変わらない。フリーの軽貨物ドライバーだからこそ可能にしているからやっているのです。
多くの軽貨物系ユーチューバーの皆さんだって同じこと考えてますよ。
軽貨物の仕事以上に稼げることが同時にできると。

 

これは軽貨物でのドライバーの可能性であってトラックの世界とはまた違います。

有望職の毎日

ただ世間では物流と言えばトラック輸送のイメージが強いでしょうし、実際運ぶ距離や量をこなしているのはトラックドライバーの方々です。
トラックは木の根幹の部分を、軽貨物は末端の枝葉の部分をサポートしているという感じ。

しかし待遇面でみると決してトラックの仕事は正当に評価されてはいない。
何日も家に帰れないとか無茶な納期のために睡眠時間を削って全国を走り回ることがどんなに辛いことか。

 

マスコミや評論家は口先では「物流は日本経済の大動脈」とか「ドライバーは日本の宝」とか持ち上げていますけど、現場の本当の問題をわかっているのだろうか?

「大動脈」「宝」と称賛されるほど大事にされていませんよ!というのが現場の切実な声。

阪神・淡路や東日本大震災の時も日本の経済がなんとか復旧できたのはトラックドライバーのおかげです。
今回のコロナ騒動でも配達先でバイ菌のように嫌がらせを受けても、感染の危険を顧みずに愚直に仕事を遂行するドライバーがいるから辛うじて世の中回っているのです。

コロナ後の働き方?

 

緊急事態宣言・自粛の影響で経済活動が鈍化し、多くの会社・仕事で廃業や倒産、リストラ、雇い止めが発生しています。

本格的に影響が出てくるのはこれからとも言われている中、世間やマスコミでは「コロナ後」というキーワードが多く使われています。
コロナ後の世界とは?

 

テレワークのように臨機応変に業務を継続できる企業や仕事が生き残っていけると言われていますが、運送業も有望視されている職種に挙げられています。

何年も前から運送業界の高齢化・人手不足問題が取り上げられ、深刻な業界と位置付けられていましたし今もそれは変わっていません。
しかし一向に問題が解決していないのに将来の有望職と持ち上げられていることには、現場を知る人間からは違和感しかありません。

マスコミの手のひら返しは今に始まったことではありませんが、上っ面の報道の下では長時間労働・低賃金という悪条件に苦しむドライバーが数多くいることをキチンと伝えてほしい。

有望職の結末

 

そんな労働環境が改善されない中で有望職というのなら、何が有望なのかを説明すべき。

世の中に役に立つから?国が潰さない業界だから?

待遇の実態を知れば人手不足はずっと解消しませんよ。

職を失った人々の一時的な受け皿にはなり得ますが、ここで働き続けるのは難しい。特に他業種から来た者には。

 

 

ドライバーが報われる環境が整備されて初めて有望職と言えるのではないでしょうか?

トラックドライバーと軽ドライバーは大雑把に言えば「社員」か「フリーランス」かという違いがある部分にも識者は触れてほしい。

ドライバーの誰もが安心して働いているわけではない。働ける環境でもない。

果たしてこれで本当に 有望と言えるのだろうか?

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