やっぱり職住近接はいい!

始業10分前。ちょっくら仕事してきま~す!昼食は家で!

先週は関東首都圏でも2年ぶり(?)の積雪騒動に見舞われました。
ドライバー職の皆様はご苦労されたことと思います。あの積雪した朝、自宅の近くに軽貨物で配達していた方がいらっしゃったのには驚きました。
もちろんチェーンは装着していましたけど、自宅近所はさほど交通量が多くない道路なので10cm近くの積雪があり、私は早々に車出勤は諦めました。車で5分もかからない職場なのに。

朝は自宅駐車場周辺も10㎝以上積もっていたので介護の仕事には行きはバス(意外に雪の日に頼りになる)、帰りは徒歩で帰宅。
いつも通りの勤務を消化できました。
勤務先近くのバス停まで自宅近くのバス停からわずか2つ目。車を使わなくても普段ならバスを利用するほどの距離ではないが、流石に朝から雪道を歩く気にならなかったので試しに利用してみたけど、運よくバスが時刻表通りに運行しており自宅を出て10分後には職場でタイムカードを打刻。
帰りは歩けるほどに歩道の雪がどけられていたので歩いてみたが、12~13分ぐらいで帰宅できた。

50歳過ぎたら職場は近いに限る!エコ通勤は健康にもイイ!

やはり勤務先が自宅に近いのはイイ!
特に歳とってから働くにはかなり重要なポイント。
近々起こるであろう大震災時にも帰宅難民にならずに済むし、積雪時でも出勤に迷いがない。
「え~、大雪でも休めないところに住むって何だかなぁ・・・」
と思う人もいるかもしれませんが、いちいち公共交通機関の動向や出勤できるかどうかでヤキモキする方が精神衛生上よろしくない。

会社員ならともかくパート・アルバイトの立場では休めば即収入に影響する。
そして医療関係や介護の仕事は人の命に関わることなので簡単に休むわけにはいかない。
実際、積雪日は当日シフトの全員が遅刻することなく出勤していましたし
まあ何の仕事にせよおいそれと休めないのが勤勉な日本社会ではありますけどね。

軽貨物ドライバー時代(一応今でも軽ドライバーだが)は誰かのためになる仕事だとは思っていたが、やはり荷物と人の命では重さが違うと感じるようになっている。
単に仕事は報酬で比較できない部分があるのだなぁと今頃になって気付く。
会社員時代は公共交通機関にトラブルがあったり台風や大雪の時には「何とか休めないものか」という方向に気持ちが行っていたが、今は「何とか出勤したい」という方向に気持ちが向いている。
不思議なもんです。

通勤1時間。始業は9時。アウトぉ!職場が近ければなぁ。

年齢がそうさせるのか、職種がそうさせるのか。いや、収入が減る恐怖を背負った自分の経済状況が休ませてくれない(-_-;)
そんな老後に片足突っ込んだ労働者でもやはり通勤距離・時間は気持ちに影響する。
責任感の強い医療関係職や介護職だって普通に通勤に1時間とかかかるようでは、悪天候や交通トラブルが事前に予想されているような時には気持ちが重くなるでしょう。

正直老体にムチ打って頑張るのも年々辛くなる。
50代前半ぐらいまでは通勤は働くこととセットとして深くは考えなかったのですが、働くストレスを軽減するためには通勤を楽にすることは自分を長持ちさせるために必要だと思うのです。
家を出た時から帰宅するまでが労働・お給料みたいなものですから、通勤時間は短い方がコストパフォーマンスが良いに決まってる。
せっかくのリモートワークの流れを「通勤・出勤」に戻すというのは、経営者が従業員のコスパを悪くしてでも自分の目の届くところに置きたいということなのだろうか?

どうしても通勤が免れない働き方しかできないのであれば、職住近接は「ライフシフト」「ワークシフト」の考え方においては検討の価値がある。
自分が変わることを選択できると将来への可能性が広がることも考えられる。
仕事と自分を紐づけているものを一旦ほどいてみたらどうなるでしょう?

リモートで介護退職届?リモート環境なら辞めんでもよくね?

住む場所を変えられないなら仕事・働く場所を変える。
仕事・働く場所が変えられないなら住む場所を変える。

住む場所を職場に近づけるか。仕事を住む場所に近づけるか。
そういう考え方って今までは日本人には受け入れられない感じがありましたが、それを上手く体現したのがリモートワークだったのに。

一気に職住近接が現実的になり、遠隔地にいる優秀な人材を活かすことが可能になった。
労働者が引っ越したり転職したりということなく働く側のコスパを上げる。
都心の高い家賃にオフィスを構える必要がなくなり、従業員の交通費等会社側の経費削減にもなる。
オフィスにいるより実際の作業効率が向上するのか?という懸念はあるが、親の介護や出産・育児等でやむを得ず働けなくなった者を活かすことができるメリットはあると思う。
やむを得ず離職する者の理由の一つに通勤の問題があるはずです。

その障壁を取り除くことができれば必要な人材を失わずに済むかもしれない。
新たに人を募集するにしても求人のための費用はかかるし、入社してから戦力になるには数か月は要するでしょう。
よほどの人気商売でなければ人手不足の影響で人材を補填できないリスクもあるので、できれば慣れ親しんだ人材を活かし続けるにはリモートワークは有効な手段だと思うのですが・・・
もちろんリモートワークと相性の悪い職種もあるし、無理に取り入れようとして失敗しては元も子もない。
勤務先にその気がないなら後は労働者側の考え方次第。
通勤のストレスを我慢して定年まで頑張るか。
自分のキャリアを活かせる通勤ストレスの少ない職場に移るか。
もし現在の仕事と同じ内容で同等以上の待遇の職住近接の募集があっても・・・動かないのはなぜ?

自分が働き続ける上で「通勤」をどう考えるかって、若いうちは大きな問題ではないかもしれない。
しかし悪天候や大災害等で公共交通機関マヒを経験してみると、通勤のバカバカしさに気付き出す。
極めつけはコロナで半強制的に人々の行動に制約が出た時でしたね。
あの緊急事態宣言下で通勤を余儀なくされたら、誰でも「通勤」のバカバカしさに気付く。
「外出を控えて!」「3密を避けましょう!」と言いながら満員電車で通勤することには寛容なおかしな国・企業。

高齢者はリモートワークは有難い!これで労働寿命も延びる!

そして意外にアッサリとリモートワークが普及していった。
「なんだ、やればできるんじゃん」と多くの人が通勤の無意味さを知り、リモートワークのコスパを体験した。
ただ企業側のメリットと労働者側のメリットにはまだ相容れない部分があり、いつのまにか以前の出勤スタイルに戻ってしまった。
日本人の悲しい性というか、前例を作ることを恐れる気質というか、無難な方向に流れることで落ち着いてしまう。
だからチャレンジ精神旺盛な発展途上国にどんどん追い抜かれていくんだよなぁ・・・

完全にどちらかに決めつけず、リモートも出勤も選択制にできればもっと働くことの多様性とアイデアが生まれると思うのだが。
ダイバーシティの時代なのですから、働く側も自ら自分のコスパを上げていかねばなりません。
いつまでも会社のルールの中に自分を封じ込め、窮屈に働いていても我慢で人生終わってしまいます。

生産性の無いことを続けていることに改善の余地はないの?

会社のコスパより自分のコスパ!

会社は単なる「場所」であって主役は貴方自身です。
貴方が満足して働くことで収入を得られるなら、場所がどこであってもいいかもしれませんが。
「場所」が儲かっても貴方が満足できないのなら、それは競馬や宝くじみたいなもの。
胴元が先に貯め込んでわずかな残りカスを労働者で分配するって、それで踊らされている群集の姿を俯瞰してみてみよう。

そんな「刈られる場所」にいくために人生の貴重な時間や体力を消費するのって・・・

う~ん(-_-;)

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