在宅ワークの弱点

台風が間近に迫りいよいよ雨が激しくなってきました。

さすがに今日は外を歩いている人や車の流れも少なく、皆が緊張感を持って過ごす日と決めていることでしょう。ヤマト運輸や佐川急便は早々に休業を決めており宅配の車も全く見られません。一部鉄道では計画運休が始まっているようです。

 

私も今日は外出せず家にこもって執筆仕事に専念いたします。丸一日をパソコンの前で過ごすことになります。肩慣らしとして朝からブログなんか書いちゃって(笑)

 

激しい雨の中でずぶ濡れになって配達仕事しているのと、自宅で雨音をBGM代わりにお茶しながら執筆仕事しているのとではもう雲泥の差がありますね。どちらも収入のためにやっていることですが何か不公平感を感じたりします。特にその両方をしている人間としては世の中の格差を身を持って体験しているようで少々複雑な感情が芽生えます。

どちらも同じように稼げるのであればそりゃあ在宅を選びます。今のところ時給換算では配達仕事の方が上を行ってますのでバランス取ってやっていますけど、配達仕事は報酬だけでなくそれ相応の経費がもれなく付いてくる。見かけの収入と手元に残る収入の差がけっこうあるので、短絡的に配達仕事に軍配を上げるわけにもいきません。また繁忙期と閑散期で売上げの差が大きくなったり委託が干されたりすることもあり、必ずしも安定・安心というわけではない。

在宅仕事のメリットとしてはまさに今日のような状況ですよね。交通機関がストップするような暴風雨の中を外出・移動する必要がないというのは、サラリーマン経験のある人にとっては天国のような働き方に思えるかも。

まあ良いことばかりではないから満場一致の支持がないわけで、自分にとっていかにメリットがあり何がデメリットなのかをしっかり把握しておきたい。何となく楽そうだとか稼げそうとか甘く考えていると痛い目に遭います。

 

数ある在宅仕事の中で私が参入しているのがライティングという分野。この分野だけでも記事制作やネーミング・コピーライト、翻訳、企画、校正、リサーチ、メルマガ代行・・・と数えきれないぐらいのジャンルがあり、いつでもいくらでも応募は自由。初心者向けの案件から専門知識が必要になってくる難易度の高い仕事まで幅広く、執筆が好きな人はどんどんスキルアップして高い報酬に進んでいくことができます。

フリーランスとして大事なことは「自分の価値を高めていく」こと。
在宅の仕事は自分の実力を知りキャリア・実績を積み上を目指すことが求められます。決して時間潰しとかお小遣い稼ぎ程度に考えているなら、その辺の普通のバイトをしていた方が手っ取り早いと思います。

自分で働く時間を決めることができ、仕事や収入を選べるという働き方。世間が理想とする働き方改革の最終地点かもしれませんよね。それが誰でも可能になっているのがクラウドソーシングの世界。
ただそれはあくまでも可能性であって約束されているわけではない。そこをはき違えていると稼げもしないし長く続けることも出来ません。

この状況に似ているなと思うのが軽運送業に参戦してくる人の心構え。
求人の多くが自由と稼げるを謳い文句にしていますけど、この待遇がお給料のように安定して貰えると考えている人は結構多い。やればやっただけ稼げるといってもやれない人が圧倒的多数ですから、結局は稼げないというイメージだけが残ってしまう。

在宅仕事も基本は同じ。初心者ができそうな案件はハードルが低い分、一般的なアルバイトに比べると報酬は魅力的には映らない。しかしスキルを磨き実績が伴ってくると高額報酬の依頼も来るようになるし、値段交渉も出来るようになる。自分をブランド化していく面白さがあるわけで、社畜の中で値段も労働時間も相手のいいなりという世界とは全く違う感じがいたします。

 

そんなメリットが多い在宅仕事にもちょっとした弱点があります。それは「停電」。

基本的にパソコンを使うことが多い在宅仕事ですが、停電すると少々困ったことになる。パソコンのバッテリー残がありLTEにてネット環境に接続できていれば作業は続けられます。ところがWi-Fiに依存していたりバッテリー残がなくなると作業を中断せねばならなくなる。Wi-Fiのルーターも電源が必要でモバイルルーターでなければ自宅でWi-Fiが使えなくなる。通信回線契約によってはすぐにデータ使用料の上限に達し、作業どころではない。

 

災害に直面するとライフラインの重要性が身にしみます。特に電気は生活だけでなく仕事の上でも支障をきたすことを改めて知ることになる。これは在宅も会社勤めも同じ。会社で停電になっていて仕事になりますか?アホな上司はそんな状況でも出社しろ!とりあえず営業しろ!と中身の無い指示ばかり。出勤しても従ったふりしてどこかで時間潰すのが関の山でしょう。そんなくだらない時間を消化するのであれば、在宅で寝ていた方がよっぽど有効です。

短時間で復旧する停電ならまだいいんですけど、台風15号の時のように1週間以上も停電したままになると在宅仕事に依存している方々には辛くなりますね。

たった今、緊急地震警報のような心臓に悪い音とともに横浜エリアが警戒レベル4になったことの通知が来ました。避難勧告の地域も朝から大幅に増えています。いよいよこれから悪夢が始まろうとしているのか。

この後私は在宅仕事モードになりますが、停電の他にも落雷でパソコンや家電がショートするのが怖いなぁ。いろいろと考えさせられる時間を過ごすことになりそうです。

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